5月短答式試験の合格発表がありました。
合格おめでとうございます!
喜んでいるのもつかの間、5月短答合格組が直面する最大の問題がありますよね。
夏の論文で「全科目合格を目指す」か「科目合格を目指すか」です。
この記事を読んでくれているあなたは科目合格を目指す可能性も考えているのでしょうか?
今回は8月の論文で科目合格を目指す場合におすすめしたい科目についてお話します!
全科目合格目指すのが基本
まず大前提として全科目合格を目指すのが基本だと僕は思います。
仮に今回ダメでも5月合格者の翌年8月の論文合格の可能性は相当高いからです。
下手に科目合格を狙って他の科目を数か月間全く勉強しないというのはリスクです。
なのでこのタイミングでしっかり全科目の勉強を始めるに越したことはありません。
>>公認会計士試験の勉強法!僕が実践した資産テキストを作る方法。
しかし、短答の成績や12月短答後に論文対策を進めていたかによって全科目合格の確率は左右されます。
そこで、戦略的に科目合格を目指すのもアリです。
特定科目に絞って行く事でその科目において他の受験生より優位に立てるので合格の可能性は高まります。
どの科目で合格を狙う?
では具体的にどの科目が良いでしょうか。
科目合格を狙うには、得点率で57以上取る事が目安になります。
全科目合格ラインが得点率52であるため、得点率57というのは合格者の中でも上位に位置している必要があります。
このため科目合格を目指す為には次のポイントを満たしているのが最も狙いやすいと考えています。
1.理論の重要度が低い
2.理論の量が少ない
3.計算の量が少ない
4.計算の難易度が低い
5.受験生のレベルが低い
これら全てを満たしているのが「経営学」です。
>>公認会計士試験経営学の勉強法!コスパ最高はファイナンス!
なぜ経営学なのか?
1.理論の重要度が低い
理論の重要度が低いというのはとても大切です。
5月合格であればここから短期間で一気に仕上げていかなければならない中、理論も計算もというのは中々難しいもの。
そこでテキストで学習したもの以外、すなわち過年度生や12月合格組が知らないこともガンガン出る経営学理論は重要度が低いと言えます。
2.理論の量が少ない
これは言わずもがなですが、他の科目と比べて重要度が低いので絶対抑えなければいけない論点も少なくなります。
もちろん絶対量や難易度自体も他科目の理論と比較しても少なく、平易です。
3.計算の量が少ない
新たに学ぶ上で、学習しなければならない計算知識の量が多いとそれだけ大変です。
租税法は法人税法・所得税法・消費税法の計算を覚えなければならず、量もハンパないです。
コスパは良いのですが、5月組が科目合格を目指すにはやや不向きです。
>>公認会計士論文租税法の勉強法!計算力で理論の点数を上げられる理由
これに対して経営学の計算は理論同様他の科目と比較してかなり量が少ないです。
4.計算の難易度が低い
経営学の計算はファイナンスだし数学が苦手だと不安に感じるかもしれません。
しかし全く問題ありません。
数学が苦手でも普通に掛け算割り算が分かっていれば大丈夫です。
因数分解などが分からなければ講師や友達に聞いて解き方教えてもらえばOK
もちろん一部理解に時間がかかるものもありますが、基本的に計算は平易です。
5.受験生のレベルが低い
科目合格が出来る可能性が高い科目がどれかについてこれまでお話しして来ました。
ただし科目合格を狙うには試験範囲だけではなく他の受験生を意識する必要があります。
その為には次のどちらかを満たさなければなりません。
・圧倒的に得意科目であること
・その科目の受験生のレベルが低いこと
得意科目かどうかはあなたのセンスや好みに大きく依存するので何とも言えませんが、周りの受験生のレベルの高低はハッキリとわかります。
これは経験上なのですが、経営学は全国模試などで大した難易度ではないにも関わらず妙に平均点が低いんです。
数学への苦手意識か後回しにされがちなのかといった所ですが、そこを狙わない手はありません。
この点からも科目合格を目指すなら経営学をおすすめしたいです。
最後に・・・
5月短答合格者の8月合格は難しいと言われがちです。
しかし、まあ無理だから来年でという気持ちでは中々翌年の合格も難しくなってしまいます。
せっかく超難関の短答に合格した以上、積極的に前を目指して突き進みましょう!
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