こんにちは、公認会計士ひでともです。
いつもありがとうございます!
今日は、簿記3級に独学合格するために準備しなければならないもの5選と、これにかかるコストについてお話して行こうと思います。
本記事を読むこととでわかることは、次の3つです。
- 簿記3級に独学で挑みたいけど、必要なものは?
- 簿記3級に独学で挑むのにいくらお金がかかるのか?
- ぶっちゃけ独学はコスパが良いのか?
では、さっそく本題に移ろうと思います。
【簿記3級】独学合格に必要なもの5選!必要コストは○○円!
簿記3級というと、「独学でいけるよ」と言われることが多いと思います。
直近5回(第155回~160回)の平均合格率が44.3%ですから、独学合格することは十分できる難易度です。
※回によってバラツキはあります。
しかし、資格スクールに通わないと
- そもそも何が必要なのか?
- お金はいくらかかるのか?
- 独学はコスパが良いのか?
こういった疑問が頭に浮かぶのは自然なことです。
そこで、公認会計士である僕が、まずは簿記3級に独学合格するために揃える必要があるものを5つご紹介します。
【簿記3級】独学合格に必要なもの5選!
必要なもの①:電卓
これは簿記の試験を受験するには、必須中の必須アイテムです。
もちろん電卓なしでも受験することは可能です。
ただ、数千万、数億という金額規模を暗算に頼るのはさすがに厳しいですよね。
ということで、まずは電卓を用意しましょう。
基本的なスペックとしては、
- 12桁表示
- メモリ機能あり
というものであれば問題ありません。
ただ、試験中に持ち込めないタイプの電卓があったり、こういう機能まであると便利!という機能もあったりします。
そこで、どのような電卓を選ぶべきか?については、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
【簿記3級】電卓おすすめ3選!絶対必要なので選び方11選を公認会計士が教えます
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特に、簿記3級を足がかりに2級、1級そして公認会計士・税理士とステップアップする可能性が少しでもあるなら、しっかりした電卓を購入しておくのがおすすめです。
必要なもの②:簿記3級のテキスト・演習問題
次に必要なものは、簿記3級のテキストと演習問題です。
テキストがなければ始まりません。
ただし、さまざまな出版社のテキストを買い漁るというよりは、わかりやすいテキスト1冊に限定してしまうのがオススメです。
簿記は、これまで義務教育や高校で勉強してきた内容とは大きく異なる概念の試験です。
このため、簿記3級合格を目指す上では簿記の根本的な仕組みや概念を理解する必要があります。
選び方のポイントとしては、
- 難しい言葉で書かれたテキストではないこと
- イラストで説明されているテキストであること
このあたりを意識して1冊を選ぶと良いと思います。
3級のテキストは種類が豊富でそれぞれに特徴もあります。
書店で手にとってあなた自身に合いそうなものを選びましょう。
ちなみに、個人的にはスッキリシリーズがおすすめです。
選ぶのがめんどくさいよって方は、スッキリシリーズを選べば、ほぼ間違いないですね
また、公認会計士の専門学校が無料で簿記3級テキストと講座を提供してくれるキャンペーンをやっていることがあります。
イラストたっぷりというわけではありませんが、そういうのを利用するのも一つの手です。
必要なもの③:簿記3級の予想・過去問題集
簿記3級の予想・過去問題集も合格には必須です。
- 今回どんな問題が出される可能性が高いのか?
- いつも出題される問題はどんなものかのか?
こういったことを知ることができるからです。
また、予想・過去問題集を選ぶポイントは2つ。
- なるべく問題数が多く解説が充実しているもの
- ネット試験に対応しているもの
です。
問題数は少なすぎても多すぎてもいけません。
10回以内くらいがバランスが良いでしょう。
また、ネット試験もありますので、ネット試験にも対応した形式のものがあると受験方法を選べるので便利です。
そして、問題集は本番さながらの緊張感でしっかりと時間を測り、集中できる環境で解きましょう!
間違えた問題は確実に解けるようになるまで復習するのがおすすめです。
問題集も何を選べば良いか、考えるのが面倒な方向けにスッキリシリーズを参考に出しておきます。
必要なもの④:十分な学習時間
4つ目は十分な学習時間です。
独学で行くのであれば、ざっくり2ヶ月は見ておいた方が良いでしょう。
ちなみに簿記3級に合格するためには、一般的に50〜100時間の学習時間が必要と言われています。
また、50時間というのは予備校に通い、かつ効率的に勉強した場合を想定していると思われます。
このため、独学の場合には最低100時間は見ておいた方が安全です。
簿記3級に受からない理由の一つに、「そもそも勉強時間が足りていない」というものがあります。
予備校のように、勉強量をある程度強制される環境ではないのが独学です。
しっかり学習時間を確保しましょう!
必要なもの⑤:試験までの学習スケジュール
続いて必要なものは、試験までの学習スケジュールのイメージです。
資格スクールに通う場合には、スクール側からある程度スケジュールを提示してもらえます。
これに対して独学の場合には、スケジュール管理をしてくれる人がいないので、あなた自身でスケジューリングするしかありません。
先ほどざっくり2ヶ月というお話をしましたが、この期間を目安にスケジュールを立てていきます。
ざっくりのイメージとしては次の通りです。
- 最初の1ヶ月でテキスト・演習問題を一周
- 次の1ヶ月で予想・過去問題集を解く
テキストは、目次の項目別にやる日を決めてしまう方法や、ページ数を勉強時間で割って今日どこまで進むべきか?を考える方法などがあります。
いずれにせよ、勉強のペースを自分で考えることは簿記3級に独学合格する上では必須です。
【簿記3級】独学合格に必要なコストは○○円!
さて、続いて簿記3級独学合格に必要なコストについて考えていきます。
用意しなければならない「必要なもの」で、購入しなければいけないのは次の3点+受験料の合計4つです。
お金がかかるもの
①電卓
②テキスト・演習問題
③予想・過去問題集
④簿記3級の受験料
電卓は選ぶものによってピンキリですが、ちゃんとしたものを選ぶとざっくり3,000円〜5,000円が相場です。
また、テキスト・演習問題は1,000円〜1,500円ほどあれば購入できます。
そして、予想・過去問題集もテキストと同じく、1,000円〜1500円ほどで購入可能です。
最後に、簿記3級の受験料は2,850円です。
これらを合計すると、ざっくり8,000円〜10,000円ほどかかることになります。
独学合格にかかるコスト
8,000円~1万円
簿記3級の独学合格はコスパが良いのか?
一昔前であれば、時間的な制約がないのであれば「はい、コスパは良いです」と言えました。
なぜなら大原やTACの簿記3級講座は、2万〜3万円程度するのが当然だったからです。
しかし、スマートフォンが普及し、オンラインのスクールが台頭してきた現在は、独学のコスパについては若干疑問が残ります。
例えば、CMで有名のスタディングの場合には3,850円で簿記3級の講座がオンラインで受けられてしまいます。
テキスト代と予想問題集代の合計が2,000〜3,000円であることを考えると、そんなに金額的な差がありません。
というよりも、
- 講義をちゃんと受けられる
- 書籍で分かりにくいところを理解できる
という意味では、独学よりもスタディングで学習した方が良いかもしれません。
ただ、紙のテキストがないというデメリットはあります(印刷は可能)。
紙のテキストがにこだわりがなければ、オンラインスクールで受講するというのと、ある意味ひとつの手段になり得ます。
【まとめ】【簿記3級】独学合格に必要なもの5選!必要コストは○○円!
まとめ
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