会計士の勉強法・マインド 会計学(財務理論)

財務理論 第6回 概念フレームワーク(会計情報の質的特性)ざっくり勉強法

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こんにちは、公認会計士ひでともです。

僕が会計士を目指した際に、解答を覚えるために行った「要約」を公開します。

ひでとも
なぜ僕が要約した理解&暗記を重視しているのかは、こちらです
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構成は、まずは問題文とこれに対する解答例を記載し、実際に僕が記憶する際にどのような要約方法をとったのかを記載していきます。

公認会計士試験合格を目指した際に、完全な暗記ではなく「点を稼げる暗記」という方針をとったため、解答例を少しアレンジしたりしていますが、会計士試験に合格するための理解や大枠としての理解としては十分だと思っています。

この方法で、僕は論文式試験の全国模試で財務理論の一部で20位以内をとり、また全科目の順位も同じ教室内で常に上位を維持していました。記憶に対する努力量に対してコスパの良く、それなりに効果のある学習方法だと思っています。

それでは、さっそく本題に入りたいと思います。

 

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1.概念フレームワーク_会計情報の質的特性①(問題と回答)

問題と回答

【問題】会計情報の質的特性

会計情報の質的特性に関する以下の各問に答えなさい。

(1)財務報告の目的を達成するにあたり、会計情報に求められる最も基本的な特性は何であるか説明しなさい。

(2)会計情報の質的統制の階層構造を簡単に説明しなさい

【解答例】

(1)最も基本的な特性

財務報告の目的は、企業価値評価の基礎となる情報、つまり投資家が将来キャッシュ・フローを予測するのに役立つ企業成果等を開示することである。子の目的を達成するにあたり、会計情報に求められる最も基本的な特性は、意思決定有用性である。

すなわち、会計情報には、投資家が企業の不誠実な成果を予測するのに有用であることが期待されている。

【出典:「財務会計の概念フレームワーク」第2章 本文1項】

(2)会計情報の質的特性の階層構造

意思決定有用性は、意思決定目的に関連する情報であること(意思決定との関連性)と、一定の水準で信頼できる情報であること(信頼性)の二つの下位特性により支えられている。

さらに、内的整合性と比較可能性が、それら三者の階層を基礎から支えると同時に、必要条件ないし閾限界として機能する。

【出典:「財務会計の概念フレームワーク」第2章 本文2項】

2.概念フレームワーク_会計情報の質的特性(要約)

 

ひでとも
この論点について、僕は次のように覚えました。また、解答の正確な要約というより、別の角度からの出題に対応できるようなイメージで要約しています。

要約

【要約】概念フレームワーク_会計情報の質的特性①

1.最も基本的な特性

意思決定有用性

2.質的特性の階層構造

屋根_意思決定有用性⇒柱_(意思決定との関連性・信頼性)⇒基礎_(比較可能性・内的整合性)

(※)略語・用語の意味

要約で使用している略語や用語の意味です。

こちらは、一般的な略語・用語もありますが、僕が記憶する上で覚えやすいようにしているものも含まれます。

 

3.要約のポイント

当該論点の要約ポイントは、意思決定有用性とこれらの階層構造を図でイメージすることです。

会計情報の質的特性については、次以降の記事でも記載しますが、これらの情報を含めた全体的な図のイメージで理解しておくと良いです。

4.利用上の注意点

本要約は、僕が会計士試験合格を目指していた2013年~2015年頃の基準に基づいて作成しています。公開の主要な目的は、試験勉強時にどのような要約をすべきなのかという点の共有です。この辺りは予備校では細かく教えてもらえておらず、僕が独自に行ったノウハウなので、その点だけご留意いただいてご自身の勉強に活かしてください。

最新の会計基準に対する要約は、必要に応じて別途公開していく予定ですのでご承知おきください。

 

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