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財務理論 第14回 概念フレームワーク 投資のリスクから解放① ざっくり勉強法

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こんにちは、公認会計士ひでともです。

僕が会計士を目指した際に、解答を覚えるために行った「要約」を公開します。

ひでとも
なぜ僕が要約した理解&暗記を重視しているのかは、こちらです
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構成は、まずは問題文とこれに対する解答例を記載し、実際に僕が記憶する際にどのような要約方法をとったのかを記載していきます。

公認会計士試験合格を目指した際に、完全な暗記ではなく「点を稼げる暗記」という方針をとったため、解答例を少しアレンジしたりしていますが、会計士試験に合格するための理解や大枠としての理解としては十分だと思っています。

この方法で、僕は論文式試験の全国模試で財務理論の一部で20位以内をとり、また全科目の順位も同じ教室内で常に上位を維持していました。記憶に対する努力量に対してコスパの良く、それなりに効果のある学習方法だと思っています。

それでは、さっそく本題に入りたいと思います。

 

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1.概念フレームワーク 投資のリスクからの解放(問題と回答)

問題と回答

【問題】投資のリスクからの解放

投資のリスクからの解放に関する以下の各問に答えなさい。

(1)収益や費用が認識されるには、「投資のリスクから解放」される必要があるが、「投資のリスクから解放」という意味を説明しなさい。

(2)「財務会計の概念フレームワーク」によると、投資の成果は投資のリスクからの解放時に認識することが求められているが、このような認識がなぜ投資者の投資意思決定に有用となるのか説明しなさい。

(3)通常の販売について、投資のリスクから解放されるタイミングについて説明しなさい。

(4)貸付金について、投資のリスクから解放されるタイミングについて説明しなさい。

(5)売買目的有価証券について、投資のリスクから解放されるタイミングについて説明しなさい。

【解答例】

(1)投資のリスクから解放

投資のリスクから解放されるというのは、投資にあたって期待された成果が、事実として確定することを言う。

(2)投資者の投資意思決定に有用な理由

投資者は、事前に期待した投資の成果と実際の投資の成果を比較して投資意思決定を行う。このため、投資者が求める情報は、期待された成果に対してどれだけ実際の成果が得られたかについての情報である。よって、事前の期待が事実として確定したとき、すなわちリスクからの解放時に収益・費用や利益を認識することにより適切な投資意思決定が可能となる。

(3)通常の販売の場合

通常の販売の場合、期待された成果とは、財やサービスを販売し、その対価を得ることであり、これは、販売仮定が完了した段階、すなわち財やサービスを引渡し、その見返りに貨幣性資産を取得したときに事実として確定する。すなわち、リスクから解放されたと考えられる。なお、この場合、代金回収リスクは残されることになるが、通常の営業循環過程においては、それは僅少なものと考えられ、予想される貸し倒れについては、貸倒引当金の見積り計上で対応する。

(4)貸付金の場合

貸付金の場合、期待された成果とは、約定した期間、現金を貸し付ける対価として利息を受け取とることであり、利息は時間の経過とともに発生していると考えられるので、時間の経過に伴って契約の部分的履行が行われたと考えられる。すなわち、時間の経過に伴い部分的に事前の期待が事実として確定し、リスクから解放がなされたと考える。

(5)売買目的有価証券の場合

売買目的有価証券の場合、期待された成果とは証券価格の上昇であり、経営者は価格が上昇した時点で、自由意思でそれを売却し確定することができるため、保有する証券の価格の上昇時に事前の期待が事実として確定し、リスクからの解放がなされたと考えられる。

 

※注意※

収益認識基準の公表に伴い、収益の認識は「履行義務の充足」によって行われることとなりました。よって従来の実現主義の考え方や概念フレームワークのリスクからの解放が収益・費用アプローチ的であるのに対し、国際的な会計基準が採用する資産・負債アプローチへと収益認識の考え方が移り変わっています。

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2.概念フレームワーク 投資のリスクからの解放(要約)

 

ひでとも
この論点について、僕は次のように覚えました。また、解答の正確な要約というより、別の角度からの出題に対応できるようなイメージで要約しています。

要約

【要約】投資のリスクからの解放

(1)投資のリスクから解放

リスク解放⇒「事前の期待」が「事実として確定」

(2)投資者の投資意思決定に有用な理由

意思決定情報は期待と実際の比較

⇒どれだけ予想通りだったか?

⇒事前の期待が確定した時が良い

(3)~(5)通常の販売・貸付金・有価証券

項目期待された成果リスク解放

(期待の確定)

通常の販売財・サービスの販売&

対価の受け取り

財・サービスの引渡&

貨幣性資産の受け取り

貸付金利息を受け取る時の経過に伴う契約の部分的履行
売買目的有価証券証券価格の上昇価格上昇時

(※)略語・用語の意味

要約で使用している略語や用語の意味です。

こちらは、一般的な略語・用語もありますが、僕が記憶する上で覚えやすいようにしているものも含まれます。

なし

 

3.要約のポイント

リスクからの解放は「事前の期待」⇒「事実として確定」です。

上記の2軸にのっとて「事前の期待」は何であるのか、「事実として確定」するのはいつなのかをしっかり押さえる必要があります。

 

ただし、収益認識基準によりこれまでの収益・費用アプローチではなく、資産・負債アプローチによる認識方法に変わっていますので、この点は留意が必要です。

ひでとも
僕が受験したころは収益認識基準はなかったので、概念フレームワークの考え方をそのまま当てはめられましたが、現在は異なっています。もし出題されるとしたら、「従来はこのような方法で収益認識をしていたが・・・」的な収益認識方法の推移として出るのかもしれません。

 

4.利用上の注意点

本要約は、僕が会計士試験合格を目指していた2013年~2015年頃の基準に基づいて作成しています。公開の主要な目的は、試験勉強時にどのような要約をすべきなのかという点の共有です。この辺りは予備校では細かく教えてもらえておらず、僕が独自に行ったノウハウなので、その点だけご留意いただいてご自身の勉強に活かしてください。

最新の会計基準に対する要約は、必要に応じて別途公開していく予定ですのでご承知おきください。

 

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