こんにちは、公認会計士ひでともです。
日々厳しくなる規制や基準に加え、36協定などで残業時間もここ数年でかなり厳しく管理されるようになりました。
ただ、実際には36協定ギリギリを攻めると年間720時間残業ができちゃうわけですから、月平均60時間にもなります。
- マニュアル仕事のようでつまらない
- とにかく忙しすぎて大変すぎる
- 新しい改正の対応が仕事のせいで逆に疎かになる
- 専門家として働いている感覚がなくなる
こういう感覚を持つ会計士は多いと思います。
一度そう感じるようになると、「監査法人くだらねー」と思ってしまうわけです。
特に、シニアや若いマネージャー層ほどその傾向が強くなるのではないのでしょうか?
監査法人がくだらないと思ったら転職した方が良い3つの理由
別に監査法人が良いとか悪いとか、くだらないと思うのが悪いとか、そういうことを言うつもりもありません。
既にお話した通り、監査法人がくだらないなと思ったら転職しちゃった方が良いです。
その理由は3つあります。
理由①:自分自身の公認会計士としての能力値の問題
- マニュアル仕事のようでつまらない
- とにかく忙しすぎて大変すぎる
- 新しい改正の対応が仕事のせいで逆に疎かになる
- 専門家として働いている感覚がなくなる
こういう負のスパイラルに陥っていると、せっかく取った資格が活かせません。
徐々に公認会計士としてのスキルだったり、能力だったりというのが落ちていきます。
自分の活躍出来ない場で仕事をしているからです。
であれば、自分に向いている職場を探してスキルアップしたり活躍できた方が良くないですか?
理由②:監査法人にとっても良くない
雇っている職員のモチベーションが低い状態になるのはあなた自身だけではなく、監査法人にとっても良くありません。
監査法人という環境があっている・好きだと思う会計士もいるわけです。
仮に「くだらねー」と思っていても、新人たちがいる前で露骨にモチベーションが低い態度をとるわけにはいきません。
こんなものは言わずもがなですよね(笑)
そんなことをすると全体のモチベーションが下がってしまいますし、公認会計士法第1条の公認会計士の使命を守れなくなってしまいます。
それならいっそサクッと転職してしまった方が良いのでは?というのが僕の考えです。
今は「監査法人くだらねー」と思っているかもしれませんが、雇ってくれていた監査法人に感謝しつつ転職するのがお互いのためです。
理由③:クライアントにとっても良くない
監査の性質上、モチベーション高く会社の監査を行ってくれる人材が必要です。
「監査法人くだらねー」と思っていると、どうしても業務への影響も出てきます。
何より怪しいものを見つけた時に「まあいっか」とスルーしてしまうリスクが急激に高まります。
これはあってはならないことです。
ただし、公認会計士の職業的専門家としての懐疑心は、会計士法や監基報その他諸々の規定で定めても「個人のメンタル状態」に著しく左右されます。
そんな状態で監査を行ってしまうの、クライアントにとっても良くありません。
監査法人の離職率は5割だからやめるのは普通
監査法人がくだらないと思ってやめようと思っても、
うーんどうしようかな、、、
と思ってしまう場合もあると思います。
しかし、実際のところ監査法人の7年以内の離職率は50%を超えています。
- 修了考査が終わったタイミング
- シニアに昇格するタイミング
- マネージャーに昇格するタイミング
この辺りの「やめやすい」かつ「脂の乗っている」状態なのが4〜7年目の会計士なわけです。
まあ辞めるのは普通ですし、額面年収だけでなく、福利厚生を考慮すれば一般事業会社に転職するのは全然ありな選択肢なわけです。
一般事業会社が合わなければ監査法人に戻れば良い
こんなこというこもなんですが、一般事業会社が合わなければまた監査法人に戻っても良いわけです。
監査法人が人手不足であるのはご存知の通りですが、監査という専門職を行える即戦力人材の需要は常にあります。
大卒で監査法人でずっといた人間よりも外の世界を知っているということはそれなりの価値です。
そういったものを武器に、また戻るのもありだと思います。
僕の知り合いに、忙しすぎて嫌だと思って事業会社の経理に転職したものの、あまりの暇さ加減に飽きてしまい、結局監査法人に戻った人がいます。
どうやって転職すれば良いのか?
大手企業への転職であれば、転職エージェントを使うのが一般的です。
というか忙しすぎて転職エージェントを使わないと多分無理ですね。
今は昔よりも公認会計士専門の転職エージェントも増えており、しっかりしています。
大手の転職エージェントも会計士専門のサービスを展開したりしているので、一度登録してみるのもありです。
とりあえず登録して、面談だけ受けると「やっぱ残ろうかな」とか色々と気づきが生まれます。
私の後輩も転職エージェントを利用し、キャリア面談をしたおかげで「あと○年頑張ることにする」という結論が出ました。
このように今すぐ転職するか、どうするか悩んでいる状態という「ふわふわした状態」から、自分の意思で「このタイミングで」というキャリアイメージをつかめるようになります。
公認会計士の転職ならジャスネットキャリアかマイナビ会計士
こんにちは、公認会計士のひでともです。 本日もありがとうございます! 繁忙期が終わる時期というものは、会計士のみなさんにとって一つの転換期だと思います。 「そろそろ次のキャリアを・・・」 ...
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