こんにちは、公認会計士のひでともです。
簿記3級というとFPと並んで人気の資格試験です。
簿記3級では、単に簿記というものを学ぶだけではなく、
- 企業がどのように決算書を作っているのか?
- 投資をするときにどのような部分を見ればよいのか?
こういうことが少しわかるようになります。
そういう意味で非常に有用な資格です。
しかし、せっかく勉強するのであれば簿記3級に合格しておきたいものですよね。
ただ、できれば効率的に・・・そう思っているそこのあなた!
この記事を読むことで
- 簿記3級に合格するのに必要な勉強時間はどの程度なのか?
- さらに効率的に勉強するにはどうするかのが良いのか?
こういったことがわかります。
簿記3級に合格するのに必要な勉強時間はどの程度か?
効率的に勉強をしていくうえで、まず知っておくべきことは、一般的にどの程度の時間がかかるのか?ということです。
1日3時間やると、2週間~1カ月といったとことでしょうか。
効率的に勉強すると50時間でいけると思います。
私が初めて簿記を勉強した時は、3級の講座は1週間(約2時間×5日=10時間)で終わりました。
これに加えて復習と練習問題を解く時間を考慮すると、たぶん50時間くらいだったんだと思います。
いやいや、会計士になるような人間だったからそれくらいで行けたんでしょう?
と思われるかもしれません。
しかし、私も簿記の簿の字も知らない状態から勉強を始めました。
3級で使う勘定科目が20個くらいあるのですが、それをある程度覚えなければならないと知り絶望したくらいです。
そういうい意味でも、正しい手順で勉強をすれば、初心者でも50時間くらいでいけるんじゃないかなと思います。
ココがポイント
簿記3級の学習時間は50~100時間
効率的にやると、初心者でも50時間あれば受かる
簿記3級を初心者が効率的に勉強する方法
結論から言うと、まずは資格スクールの講座を申し込んでください。
独学でも合格できますが、正直効率を求めるのであればちょっときついです。
効率的に合格を目指すのであれば、次の3点は必須です。
- 簿記3級の用語に対する正しい理解
- 簿記の仕組みの正しい理解
- 簿記3級合格へ向けたスケジューリング
簿記3級の用語に対する正しい理解
簡単に言うと、初めて勉強する初心者にとって次のような難読漢字や意味の良くわからない用語があります。
- 貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)
- 損益計算書(そんえきけいさんしょ)
- 試算表(しさんひょう)
- 仕訳(しわけ)
- 総勘定元帳(そうかんじょうもとちょう)
- 売掛金・買掛金(うりかけきん・かいかけきん)
- 引当金(ひきあてきん)
- 利益剰余金(りえきじょうよきん)
こういった「良く知らない単語」について
読み方ってなんだろうとかググっていると時間がかかって仕方ありません。
講座でサクッと学ぶべきです。
僕が受験したころには、今ほどネット系のスクールが存在していなかったのですが、今はオンライン授業で完結できるケースがほとんどです。
わざわざ通学しなければ受講できなかった時代と異なり、いつでも・どこでも勉強できます。
簿記3級以外の資格があるスクールも多いので、サクッと勉強するにはオンラインが向いています。
簿記の仕組みの正しい理解
効率的な合格という観点では、簿記の仕組みを正しく理解しておくことが必要不可欠。
簿記というのは特殊なものであり、過去に触れてきた知識とは若干異なります。
例えば、T勘定の考え方や元帳の考え方など、これまで簿記や会計に触れたことがない人からすると意味不明なものも多々あります。
こういった簿記の仕組みを正しく理解しておかないと、効率的に合格することは難しいです。
簿記3級合格へ向けたスケジューリング
簿記3級自体は、さほど高難易度の資格試験ではありません。
しかし、効率的に合格を目指すのであれば、ある程度勉強のスケジューリングと進捗管理が必要となります。
- 試験範囲の内容をいつまでにどの程度やるか?
- 練習問題は、いつどれくらい解くか?
- 予想問題集をいつどれくらい解くか?
こういったことをよく考える必要があります。
また、資格に限った話ではないですが、試験というものは良く出る論点と出ない論点があります。
そして簿記3級の試験では、今回はこの辺りが出そうだよね?という過去問の傾向から想定される出題予想というものがあります。
こういったポイントをしっかり抑えつつ、勉強のスケジューリングをすることで効率的に合格できるわけです。
簿記3級初心者が効率的に勉強したければ、独学はNG
私は独学でも簿記3級レベルであれば、合格できると思っています。
こういった便利なテキストと問題集があって、わかりやすいからですし、難しすぎるという試験ではないからです。
しかし、「初心者が効率的に勉強したい」という観点では△です。
もちろん、自分でできるよ!という方は独学で全く問題ありません。
ただし、「簿記の簿の字も知らない」とか「会計に触れたことがない」というガチ初心者が効率的に合格するのであれば、資格学校に行くのが手っ取り早いです。
また、独学でやることで「勘違いして理解する」という問題もあります。
勘違いが原因で、なかなか合格できないというリスクがあるわけです。
さらに、勘違いして理解すると、その後の仕事などへも影響があります。
簿記3級の受験料は税込2,850円(2022年5月25日時点)です。
2~3回受からないだけでも結構な無駄なお金と時間がかかってしまいます。
効率性を求めるのであれば、やはりスクールに行くのがベターです。
【独学NG】簿記3級に初心者が効率的に合格する方法(まとめ)
- 簿記3級に合格するには50~100時間必要
- 簿記3級初心者が効率よく勉強するには次の3つが必要
- 用語に対する正しい理解
- 仕組みの正しい理解
- 合格へのスケジューリング
- 簿記3級初心者が効率的に合格するには、オンラインスクールがベター