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財務理論 第5回 概念フレームワーク(財務報告の目的)ざっくり勉強法

 

こんにちは、公認会計士ひでともです。

僕が会計士を目指した際に、解答を覚えるために行った「要約」を公開します。

ひでとも
なぜ僕が要約した理解&暗記を重視しているのかは、こちらです
公認会計士試験の勉強法!僕が実践した資産テキストを作る方法。

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構成は、まずは問題文とこれに対する解答例を記載し、実際に僕が記憶する際にどのような要約方法をとったのかを記載していきます。

公認会計士試験合格を目指した際に、完全な暗記ではなく「点を稼げる暗記」という方針をとったため、解答例を少しアレンジしたりしていますが、会計士試験に合格するための理解や大枠としての理解としては十分だと思っています。

この方法で、僕は論文式試験の全国模試で財務理論の一部で20位以内をとり、また全科目の順位も同じ教室内で常に上位を維持していました。記憶に対する努力量に対してコスパの良く、それなりに効果のある学習方法だと思っています。

それでは、さっそく本題に入りたいと思います。

 

1.概念フレームワーク_財務報告の目的(問題と回答)

問題と回答

【問題】財務報告の目的

財務報告の目的に関する以下の各問に答えなさい。

(1)財務報告の目的について述べなさい。

(2)財務報告において提供される情報の中でも、特に重要なものは何か、理由とともに説明しなさい。

【解答例】

(1)財務報告の目的

財務報告の目的とは、投資家による企業成果の予測と企業価値の評価に役立つような、企業の財務状況の開示である。すなわち、自己の責任で将来を予測し投資の判断をする人々のために、企業の投資のポジション(ストック)とその成果(フロー)を開示することである。

(2)財務報告において提供される特に重要な情報

財務報告において提供される情報の中でも、特に重要とされるのは、投資の成果を示す利益情報である。利益は基本的に過去の成果を表すが、この過去の成果は、企業価値評価の基礎となる将来キャッシュ・フローの予測に広く用いられている。

このように利益の情報を利用することは、同時に、利益を生み出す投資のストックの情報を利用することも含意している。なぜなら、投資の成果については、その絶対的な大きさのみならず、それを生み出す投資のストックと比較した収益性(あるいは効率性)も重視されるからである。

【出典:「財務会計の概念フレームワーク」第1章序文、本文3項】

2.概念フレームワーク_財務報告の目的(要約)

 

ひでとも
この論点について、僕は次のように覚えました。また、解答の正確な要約というより、別の角度からの出題に対応できるようなイメージで要約しています。

要約

【要約】概念フレームワーク_財務報告の目的

1.財務報告の目的

投資家による①企業成果の予測と②企業価値の評価に役立つ財務状況の開示

2.特に重要な情報

投資の成果たる利益情報⇒過去の成果だが、将来CF(※)予測に広く利用されている。

投資効率も重視されるため、利益情報には投資のストック情報の利用も含意される。

(※)略語・用語の意味

要約で使用している略語や用語の意味です。

こちらは、一般的な略語・用語もありますが、僕が記憶する上で覚えやすいようにしているものも含まれます。

CF:キャッシュ・フロー

 

3.要約のポイント

当該論点の要約ポイントは、財務報告の目的が何であるのかと、特に重要な情報が何であるのかのみを抑えている点です。(1)財務報告の目的の「~すなわち」以下についても重要そうに見えますが、単なる言い換えであるため、要約部分のみ覚えてしまえば自然と頭に浮かぶため、わざわざ覚えようとする必要はありません。

 

4.利用上の注意点

本要約は、僕が会計士試験合格を目指していた2013年~2015年頃の基準に基づいて作成しています。公開の主要な目的は、試験勉強時にどのような要約をすべきなのかという点の共有です。この辺りは予備校では細かく教えてもらえておらず、僕が独自に行ったノウハウなので、その点だけご留意いただいてご自身の勉強に活かしてください。

最新の会計基準に対する要約は、必要に応じて別途公開していく予定ですのでご承知おきください。

 

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