こんにちは!ひでともです。
前回は簿記3級に独学合格を目指すための学習時間と勉強法をお伝えしましたが、今回はより具体的な勉強方法についてお話していきたいと思います!
この記事を参考にしていただければ、簿記3級合格はもう目の前です!
独学に役立つテキスト
簿記3級に独学で挑戦する場合、勉強の時間と質が重要になると前回お話しましたね!
しかし勉強時間だけ確保できても、勉強の内容が薄ければ合格することができません。
つまり「勉強時間 × 質 = 合格」なのに、質が0だったら・・・。
おそろしいことになりますよね?
そう、簿記3級独学合格を目指すための質を高めるためには、あなたの先生となってくれる質の良いテキストと問題集を用意しなければならないんです。
そして初めて学ぶ簿記、それをわかり易く説明してくれていて、かつ勉強するのが楽しくさらには実力も付く。
そんなテキストが一番です。
そして簿記3級を独学で勉強する場合には必ずテキストと問題集をそれぞれ購入する必要があるので、まずはこの2つを用意してください!
僕が勉強する際に実際に使用していたものを紹介しますので、参考までにどうぞ!
簿記3級独学合格のためのテキスト
やはりおすすめは「スッキリわかる日商簿記3級[テキスト&問題集]」です。
こちらのテキスト、本当にスッキリわかるんです。
今だからスッキリわかるのではなく、当時本当にスッキリわかりました!!
何よりこのテキストは簿記3級の内容をストーリー仕立てで説明してくれているため、とてもイメージがしやすいんです!
初めて勉強していると、そもそも何故そう言う風に処理するのだろうか・・・
と疑問に思うことが出てきます。
そういった疑問がストーリー仕立てであることで非常にすっと頭に入ってきます。
※キャラも可愛いのがポイントです(笑)
テキストは何冊使うべきか
結論から言いましょう。
一冊です。
「スッキリわかる日商簿記3級[テキスト&問題集]」のみを使ってください。
どんな勉強でもそうですが、一冊しっかり身に着けるということが非常に大切ですし、一冊を完璧にする方が効率が良いです。
不安になる気持ちってどうしてもあると思いますが、心配せず、この一冊にすべてを託しましょう!
他のテキストに浮気してネットサーフィンしている時間をこのテキストにすべて注いであげてくださいね!
簿記3級の具体的な独学勉強法
さあ、勉強方法の全体像を学んで最高のテキストを手に入れたあなた。
ここからが本番ですよ!そして勉強する際のポイントですが、事前にお伝えしておきます。
7割取れば合格する試験という事を忘れない。
これが勉強のポイントです。
つまり戦略的に勉強していく上で、テキストの内容すべてを一度に完璧に覚える必要はないんです。
それでは、まずは大まかな流れについて解説していきます。
・テキストを1~2回見る
・問題演習を行う
・間違えた問題の総復習
・過去問を解きまくって総仕上げ
テキストを1~2回見る
この項目は簿記初心者向けなので、経験者は読み飛ばしても構いません。
これから簿記を勉強するあなた。
簿記について何か知っていることはありますか?
そもそも簿記って何でしょうか?そんなところから勉強はスタートしますよね!
そして簿記は義務教育では学ばないですし、普通は高校でもやりません(商業高校除く)。
となると完全に未知の世界です。
なのでまずは全体にざっと目を通し、簿記3級で学習する内容をざっくり把握してください。
こちらでも簿記について説明していますので、参考にどうぞ。
【簿記】新社会人・初心者向け!社会人に絶対必要な会計力
テキストは1~2回読めばなんとなく簿記というものイメージが頭に出来上がると思います。
そうしたら問題演習を行いましょう!
ただ読んでいるだけでは出来るようになりません。
簿記は手を動かして解いてみて、初めて問題が解けるようになります。
基本の理解⇒実践的な問題
このプロセスがとっても大事です!!!
演習問題を解く
独学での簿記3級合格には基本を理解した後は
とにかく問題を解く⇒復習⇒問題を解く⇒復習
という演習問題の反復的な練習が欠かせません。
試験問題は前回お話した通り、似たような問題が良く出ます。
つまり繰り返し繰り返し解き方を刷り込むことで簿記の基礎(公式)が頭に入ります。
これが出来ていないと類似の問題や応用問題に対応できるようになりません。
これは自転車と同じで、最初は乗るのに苦労した自転車も、今となっては何年も乗っていなくても絶対に乗れるし、自分が練習した自転車以外の自転車を渡されても絶対乗れますよね?
そういう風に簿記も繰り返すことで「当然のことのように」解けるようになっていき、少し違う角度から聞かれても対応できるようになります。
One Point:丸暗記はしない
簿記3級で丸暗記でいく人がいますが、これはNGです。
確かに丸暗記でも合格できる可能性はありますが、本当に稀なケースです。
分からない問題があれば一度考えてから答えを見ましょう!
一度でも考えることで、回答例を見たときに自分の考え方との違いを比較できて、それが記憶に留まりやすくしてくれます!
間違えた問題の総復習
簿記3級の問題をいきなり満点をてれることはありません。
もし取れた方、おめでとうございます、どうぞそのまま本試験で合格を勝ち取ってきてください!笑
そうは言っても99%の人が何かしらの問題を間違えますし、初めてとなればほとんど解けなくてもおかしくありません。
そして、間違えるのは当然なので問題ではありません。
間違えたら復習すれば良いんです。
そして間違えた理由を復習します。
テキストに立ち返り、なぜ間違えたのか、ただ計算間違いをしていただけなのか、根本的な部分に問題があったのか・・・などなど。
テキストに戻ることで自分の弱点がわかります。
なるほど、それで間違えたのか!と思えたら儲けものです。
間違えた理由が分かればもう間違えることもありません!
そして翌日もう一度解いてみましょう。
回答を見ていると理解できたと思っていたのに、再度解いてみたら「あれ?」なんてこともよくあります。
同じ間違いを繰り返さないためにも問題は間に時間を入れて2~3回は解き直すようにしましょう!!
過去問を解きまくって総仕上げ!
もうここまでで簿記の基礎はできていますね??
何度も言いますが、「簿記の試験は似たような問題が良く出る」のです。
という事は過去問を解きまくればほぼ当日の試験を事前に受けたも同然です!
本試験の3日前、遅くとも2日前にはここにたどり着けるようにしましょう!
過去問であればなんでも良いですが、やはり解説が充実しているものを使いたいところですよね!
そこで資格専門学校TACが出している「合格するための過去問題集 日商簿記3級(よくわかるシリーズ)」を使ってください。
でもこれ15,000円とかするし、中に入っている全12回分の過去問すべてを解き切ることは難しいです。
時間的にも金銭的にも余裕がないような場合には「第〇回を当てるTAC直前予想 日商簿記3級」がおすすめです。
ただし問題数は少なくヤマ張り的な要素も強いので2~3回分の予想問題を買っておくと良いでしょう!
試験当日に焦らないためにも
簿記3級は、独学でもほぼ全部の内容を理解可能です。
しかし人間誰しも得意不得意はあるもの、残してしまった苦手分野をどうするかも合格に響きます。
苦手分野を無視しても7割以上取れるか、これを自己採点してみて検討しましょう。
完璧に勉強できる時間がが確保できれば、苦手分野の克服をすればよいですが、なかなかそこまで余裕をもって臨める人も少ないのが現実です。
当日もし万が一苦手分野や分からない問題が出てしまった場合、「あっさり躊躇なく」後回しにしましょう!
わからないものは何分考えてもわからないですが、わかるものは見ただけで瞬殺ですよね?
取れるところから着実に回答し、点数を積み上げていきましょう!
全部解かなければいけないわけではありません。繰り返しますが7割で合格です。
無理せず切るものは切っていきましょう!これも戦略です!
解ける問題を最初に解いてしまえば、残った時間で落ち着いて残りの問題に取り組むことができます。
試験の時間配分は非常に重要なので、試験前の模試などで対策する際にはきっちりと時間を測って対策をしましょう。
最後に・・・
これだけ準備してきたあなたなら、もう安心して受けれてくればまず合格できるでしょう。
ただし、一つだけ気を付けてほしいことがあります。
朝は余裕をもって家を出ることです。
寝坊や電車が止まって不戦敗なんて笑えませんからね!
皆さんが簿記3級に合格することを心より願っています!
その先にある2級、1級・・・
さらなる高見の公認会計士・税理士を目指す方がこのブログから出てくれたら嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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