家計管理や会計を公認会計士で二児の父が語るブログです

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公認会計士に年齢は関係ない!やる気次第で何でもできる最高の資格

こんにちは、公認会計士のひでともです。

試験合格者の1/3以上が25歳以下で合格している現在、公認会計士を目指すうえで気になるのは

年齢が関係あるのか?

という点だと思います。

今回は、質問をいただきましたので年齢の関係ありなしなどについて現役公認会計が赤裸々に語りたいと思います。

質問

初めまして。最近会計士の仕事に強く興味を持ち、調べているうちにひでとも様のblogにたどり着き、楽しく拝見させていただきました。

今、私は33歳でこれから会計士の資格を取ろうと考えています。日本で5年、海外で8年飲食業に従事しておりました。ですので全くの未経験です。

35歳を過ぎた時点でようやく新人である私に海外赴任のチャンスはあるのだろうかという不安があります。

海外で生活をしてきた事もあり、多国籍な環境で仕事をすることを希望していますが、業界の事情を全く知りませんので、ご存知でしたら教えていただけますでしょうか。

 

ご質問いただきありがとうございます。

質問者様は現在33歳で日本と海外の両方で飲食業に従事されていたということで英語又は現地の言語が喋れるのではないかと思います。

公認会計士を目指す人間は案外海外経験者は少ないので、海外経験8年ってシンプルにすごいと思います。

いただいた質問のポイントは次の2つかなと思いますので、それぞれについてお話していきたいと思います。

ポイント1:年齢が気になる

ポイント2:海外経験ありで海外赴任希望

公認会計士は良くも悪くも平等

まず、詳しいお話をする前に公認会計士って良くも悪くも平等なんですよというお話をします。

公認会計士試験に合格すると多くの人が「監査法人」に入所して、この監査法人で実務経験を積んだ上で最終的に公認会計士登録をすることになります。

そして良い意味の平等なのが、公認会計士は公認会計士として扱ってもらえます。

高卒だろうが、大卒だろうがはたまた前職があろうがなかろうが。プロフェッショナルとして扱ってもらえます。

なので僕の周りにはいろいろな経歴の同期がいます。

一番驚いたのは元トロンボーン奏者という同期で、もはやなぜ会計士にたどり着いたのか全くの謎です。

ここまでは、良い意味の平等ですが、悪い意味も(笑)

監査法人の給与体系って最初はみんな同じで、新卒のペーペーだろうが、前職でバリバリ働いてましたって方でも同じ。

大体500~600万円くらいが1年目の年収です。

①年齢が気になる

さて、前置きが長くなりましたが早速質問の回答に入ります。

質問者様は現在33歳で合格時は早くても35歳。果たしてそれで就職等はどうなのだろうか・・・という点です。

結論から申し上げますと、そんなに気にしなくても良いのでは?という感覚です。

監査法人に限らず、プロフェッショナルファームで求められるものは若さではありません。

プロとして働けるのかどうかです。

公認会計士は良い意味でも悪い意味でも平等とお話した通り、年齢は関係ありません。

同期には現役大学生から40前後の方まで、幅広くいてお互いにプロとして支えあっています。

なので、海外経験をお持ちということで語学に不安はないでしょうし、すでにお話したように公認会計士といっても海外経験があるのは一握りである現状を踏まえると、就職について年齢は気になさる必要はないと思います。

②海外赴任を希望

監査法人の環境面

まずはBIG4といわれる会計ファームであるPwC、EY、DeloiiteそしてKPMGの環境についてです。

これらの会計ファームは世界中に拠点を持っており、各国で監査業務やアドバイザリー業務を提供しています。

そして、日本の会計士試験合格者の多くが最初に入所していくのがこれらのBIG4です。このため、質問者様が望まれる多国籍な環境で働くというご希望については、監査法人という組織の性質上十分に整っているといえます。

特にこれらのファームでは、市場競争力の確保のためにもグローバルに活躍できる人材の育成・確保に力を入れている関係で海外赴任の支援や応募を絶えず行っているので、海外赴任のチャンスは常にあります。

仮に僕が今から海外赴任を目指す場合には、英語を本気で勉強しつつ、法人の提供するプログラムや公募にガンガン手を挙げることで数年内には行けると思います。

 

質問者様自体の面

続いて質問者様の状況から考えていきたいと思います。

そもそも、前述の通り各法人ではグローバルに活躍できる人材を求めているので、英語等の外国語ができ、海外経験が8年もあるということは海外赴任を希望した際の大きなアドバンテージになります。

特に積極的に海外赴任を目指したいという希望がある公認会計士は全体の中でも一部ですので、積極的に手を挙げていくことでチャンスは舞い込んできます。

参考までに、僕の周りのマネージャー以上の公認会計士の中には、ニューヨークやロンドン以外にも香港やシンガポールに2~3年赴任されていた方が複数います。

是非、合格後はご自身の海外経験を武器に積極的に手を挙げていただければと思います。

余談ですが、日本においてもグローバルに展開する企業が多くある関係で、上記のBIG4の日本事務所においてもたくさんの外国の方が働かれています。

特定のフロアにいると英語しか聞こえてこないこともあるくらいです。

海外赴任経験者は日本に帰ってきてから、こういった環境で働き続けることも可能です。

まとめ

ここまで語ってきました。

僕が言いたいのは公認会計士という職業は本当に平等にチャンスが転がっているということです。

やりたいことをやるのに使えるのが公認会計士という資格です。

自分の目指すキャリアを実現するための強力な武器になりますので、ぜひ、合格を目指して頑張っていただければと思います。

■まとめ

・公認会計士に年齢は関係ない!

・監査法人はグローバル人材を求めている!

・自分の経験を武器に手を挙げよう!

  • B!