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公認会計士論文租税法の勉強法!計算力で理論の点数を上げられる理由。

租税法を制す者は論文試験を制す!

論文式試験に進み、新たに増える科目の1つである「租税法」。

この租税法、結構好き嫌い分かれますよね。

でも僕はこの租税をしっかり押さえられるかが勝負だと思っています。

論文にコマを進めると他の科目でも出現するのが「論述」です。

これが曲者で、それなりに時間を割かないと意外と解答出来なかったりするんですよね。

だからこそ、この理論に対応する十分な時間を確保するためにも、租税法の不安要素は減らしたい所!

それ故に「租税法を制す者は論文式試験を制す」だと思うんです。

今回はそんな論文租税法で僕がやっていた勉強方法についてお話ししていきます!

ちなみに僕は租税法の理論あんまり勉強していません。

これについてもお話しします!

1.論文租税法

論文租税の構成

 

そもそも論文租税法はこんな感じで出題されます。

第1問:理論
第2問:計算
第2問-1:法人税
第2問-2:所得税
第2問-3:消費税

租税の配点のイメージ

  • 理論40点
  • 計算60点

模試・本試験を通した僕の得点率

理論:20〜25くらい
計算:35〜40くらい
合計:55〜62くらい

2.会計士論文式試験の勉強法

 

もう何度言うのかと思われるかもしれませんが僕の勉強法をお話しさせてもらう上で大事な事ですので。。。

「①要約」と「②使い回し

結局の所論文はいかにこれが出来るかだと思います。

「回すテキスト」作り方はこちらの記事を参考にしてください。

公認会計士試験の勉強法!僕が実践した資産テキストを作る方法。

短答式試験に合格して、いよいよ最後の壁である論文式試験。 12月の短答式試験後から8月の試験までの短期間で論文式試験の論述のための知識を蓄えなければいけません。 しかし量が膨大なので挫折してしまいそう ...

続きを見る

ただし、租税については計算ばかり勉強していたので他の論述科目と異なって

実のところあまり「要約」と「使い回し」といったイメージはありません。

もちろん僕は計算ばっかりで理論をあまりやっていなかったからで、理論の論述には「要約」と「使い回し」は有効です。

 

3.僕の論文租税法勉強の方針

とにかく計算、計算、計算!!!

 

イメージですが僕は理論:計算が1:9くらいです。

著しく計算偏重型です(笑)

租税理論は覚悟決めてやらない!と決意しました。

詰め始めると時間がないです。

租税では理論やらない!と宣言しているので、計算を徹底的に「使い回し」をしていきました。

計算偏重型にした理由は「4」で解説していきます!

その前に以下のことに注意してください。

 

徹底的に答練をやる!

 

これだけは言いたいです。

徹底的に答練をやれ!

基礎論〜応用論点くらいの答練を20個くらい用意してやりまくってました。

詳しくは後ほどお話しします。

 

4.計算偏重型勉強にした2つの理由

理由1.計算ができれば理論は回収可能

 

論文租税の理論は1個目が普通に記述求める問題で、2個目が〇✕問題です。

試しに過去問や模試の解答例を見てみてください。

 

3〜4行ほど書かれてますが、結論は「〜は〜のため損金不算入(法人税法第〜条○項)」とか

「○○所得の額に含まれる(所得税法○条○項)」みたいに損金(益金)に算入されるか、されないか、〇✕所得に該当するかやどう処理するかなどが問われていることが多いです。

 

これって実は計算問題を解いているプロセスを文書化してるだけの問題も多いんですよね。

計算さえできれば理論も十分対応可能

 

これが租税での使い回しです。

強引ですか?笑

 

理由2.他の科目より全体のレベルが低め

 

12月の短答から8月の論文までという他の科目と比較して明らかに短期間にやらなければならない量が多いのが租税法の特徴。

 

僕は論文式試験にこんな印象を持ってました。

「結構やらないやつがいる」

 

そう、論文式試験に辿りついても意外とちゃんと勉強してない人がいるんです。

特に新規科目である租税法や経営学はこの理由から出来る人と出来ない人の差がはっきりしてるんだと思ってます。

 

純粋に計算の対応すら十分に出来ない層が理論にまでしっかり手が回るはずがないというのが当時の僕の考えでした(笑)

実際にガッツリ計算勉強して最初の臨んだ答練、思った通り租税にしっかり対応している人は少なく、最後までその傾向は続きました。

 

だから他の科目より全体的にレベルが低い租税で思い切って計算勝負へと舵を切ったわけです。

 

5.僕の勉強優先度と配分イメージ

ここからは勉強時間の配分イメージと書く税目ごとの勉強方法についてお話します。

■勉強時間の配分イメージ

①法人税計算 50%

②所得税計算 20%

③消費税計算20%

④租税理論 10%

 

①法人税

 

やっぱり大本命は法人税総合問題対策です。

これだけ出来れば受かるんじゃないかくらいの気持ちで勉強していました。

そして徹底的に答練をやりました。

 

発展問題まで手広くというよりは、「基礎10問、応用5〜8問+模試」を回して、回して、回しまくりました

これくらいやっておけば頻出論点は嫌でも頭に刷り込まれますので、どんな問題出ても余裕で対応出来ます。

 

「答練→復習(テキスト)→答練→復習(テキスト)」のサイクルです。

5週以上、問題によっては10週はやったと思います。

 

法人税で僕が捨てた問題

  • 特別償却(簡単な問題対策はする)
  • 圧縮記帳(簡単な問題対策はする)

あんまり出ない割に難しかったりするし、そんなに得点へのインパクトがないので、基本は捨てていく方針でした。

 

②所得税

 

「条文あるし給与所得控除とか覚えなくていいや~」

ダメです!!!

 

覚えてください。

本番は悠長に条文引いてる余裕がないかもしれません。

それにいちいち調べているととっても時間かかります。

 

所得税のポイントは可能な限り条文に頼らないようにすることです。

ただ全く条文見ないのはNGなので、どのあたりに書いてあるのかはなんとなく覚えておきましょう。

そして法人税と同様、答練を解きまくりましょう!!

 

③消費税

 

僕は正直あまり好きではありませんでした。

なんか1個間違えるとボロボロになるからです(笑)

1級の管理会計を思い出します(管理も苦手)

 

もちろん答練をこれもやるのですが、最低限最後の秒殺できるあたりだけまずは抑えておきます。

苦手だったので無理に時間を割かないという戦術もありかなと。

あまり応用的な論点にまで手を伸ばしすぎず、基礎問題だけを徹底的にやっていました。

ただ、その代わり法人税と所得税を絶対に落とさないように勉強しまくりました。

 

6.最後に・・・

 

結局計算だけで対応して、本試験は租税法の得点率は60を超えました。

 

でも圧縮記帳もあまりわからないし、特別償却なんてやってもいません。

発展的な論点は全捨てで、いかに基礎・応用論点を完璧にするかを追い求めました。

そして、その計算で鍛えた力で理論に対応します。

なんてことはありません。

 

ただ計算の時に「加算」「減算」と判断しているものが聞かれるだけです。

租税法は苦手意識持つ人も多いと思います。僕もそうでした。

それでも徹底して打ち込むことでかなり改善されることがわかりました。

理論もなんだかんだ拾えるようになりました!

 

租税はほかの科目以上に強弱をつけて勉強したイメージだったので、みなさんも僕のやり方を参考に

どこを切ってどこを拾うか、考えてみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

  • B!